【内戦国の性的暴力】性的暴力が振るわれる理由とは

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初めに

「南北問題」と呼ばれる北半球と南半球の経済格差が現在も存在している。その中で、コンゴもその貧困国の1つである。そして、コンゴでは長年に続き戦争が行われ、性的被害者が出ている。こうした問題は、日本には関係がない話であるように思われるかもしれないが、実はそうした被害が出ている根本の原因は私たちにある。

そのような現状をムクウェゲ氏の2018年のインタビューから見ていきたいと思う。


要約

コンゴの現状

コンゴは20年に及ぶ内戦が行われており、600万人の人が死亡している。今も多くの難民が生まれている。この犠牲になっているのは、女性と子供である。

ムクウェゲ氏の活動

コンゴの現状を伝えるためにデ二・ムクウェゲ氏(61)が来日した。彼はコンゴ東部でレイプ被害者のための産婦人科をやっていおり、毎年ノーベル平和賞の有力候補である。しかし、彼は「賞をとるためにやっているわけではない」という。

その中で、ムクウェゲ氏の病院では性暴力を受けた女性を見ている。そして、その病院は「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれている。
そこにいる女性は、「私はレイプされた。服をはぎ取られ強姦された。」や「私は気が付くと手術室に寝ていた。私の性器にナイフを刺した。」と述べている。コンゴ東部では武装組織がレイプをしており、年間40万人の被害者が出ている。

武装組織のレイプの目的

ムクウェゲ氏は、「性的暴力は性的欲求を満たすために行われているわけではない」と述べている。レイプは自分の力を見せつけ、住民を支配するために使われている。そうすることで、子供の前で母親が犯されることによって子供は逆らってはいけないと洗脳される。

レイプによって生まれた子供が、またレイプされてムクウェゲ氏の病院にやってくるという現実がある。そのため、根本的な問題を解決しなければならないとしている。

性的暴力の目的〇自分の力を見せつけて、住人を支配するため。×性的欲求を満たすため。

 

性的被害をなくすために

ムクウェゲ氏はレイプの原因は遠く離れた日本を含む先進国に問題があると言う。コンゴ紛争の原因はレアメタルをめぐった経済にある。コンゴは携帯電話といった電子機器に使われているレアメタルの一大産地である。そして、レアメタルの産出地はレイプ被害が多いところに集中しているという。

このような携帯電話などに使われているレアメタルの産出地に先進国の消費者が意識を向けるだけで、状況は変わるという。そうすることで、出どころのわからないレアメタルによって、武装組織の財源が潤うことがなくなる。

ムクウェゲ氏のインタビュー


コンゴの内戦

第二次コンゴ戦争

第二次コンゴ戦争は1998年から2003年にかけて資源獲得競争が原因で行われた戦争である。この戦争は、現代アフリカ史上最悪の戦争であり、8つの周辺諸国と少なくとも25の武装勢力が関係していたといわれている。現代においても紛争は続いている。

第二次コンゴ戦争の被害

2004年には簡単に予防できたはずの栄養失調や病気で毎日約10,000人が死亡した。この第二次コンゴ戦争とその余波で起きた虐殺・病・飢えで死んだものは2008年までの累計で500~600万人とされ、その死者数は第二次世界大戦に次ぐといわれている。


まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

コンゴ内戦による性暴力の原因は日本などの先進国が、販売元のわからない武装組織からのレアメタルの輸入であることがわかった。このように、私たちにも少なからずであるが、アフリカの人々を助けることができる。そして、アフリカの紛争が原因でなくなる人が1人でも減ることを望む。


 

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