【池袋暴走事故】高齢者事故の現状とは?

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初めに

約1年2か月前の4月19日に池袋で高齢者の車が暴走する事故が起きた。少子高齢化が進む現在では、そういった高齢者の事故は社会問題の一つである。

そこで池袋暴走事故の詳細と高齢者事故の現状についてみていきたいと思う。


池袋暴走事故の詳細

池袋暴走事故とは

2019年4月19日に旧通産省工業技術院の元委員長・飯塚幸三容疑者(88)が乗っていた車が暴走したことによって、横断歩道を渡っていた松永真菜さん(31)とその娘の莉子ちゃん(3)が死亡したほか10人が負傷した。

飯塚元委員長はフレンチの会食の予定の時間に遅れたくないため、スピード違反していたようで、横断歩道に差し掛かった車のスピードは時速90キロ後半に達していたという。容疑者は「予約していたフレンチの時間に遅れそうだった」と供述している。

しかし、飯塚容疑者は事故後逮捕されることはなかった。その理由としては、事故後、容疑者は怪我をしていて、逃亡や証拠隠滅の恐れがないため、逮捕の必要はないためでる。逮捕もされなかったことについては、「元エリート官僚という“上級国民”だから特別扱いされているのではないか」といった疑問の声も湧き上がっていた。

逮捕されなかった理由〇逃亡や証拠隠滅の可能性がないため。×上級国民であるため。

 

厳罰化を求める署名活動

松永真菜さんの夫は再発防止のため飯塚容疑者の厳罰化を求める署名活動をはじめ、9月までに39万筆も集まり、東京地検に提出された。それによって、事件から7カ月後の11月12日に、ようやく飯塚元院長が自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で書類送検された。

もし過失運転致死傷罪で罪に問われた場合、「7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金」が科せられる。しかし、いくつか問題がある。1つは、飯塚容疑者が高齢であるため、入院等で裁判の時間を引き延ばすことができるということである。2つ目は法律的には70歳を超えているときは、刑の執行停止、つまり服役しないですむ場合もあると規定されている点である。

高齢者事故の厳罰化の問題点・体調不良や入院を理由に裁判を延期。・法律的に服役が免除される可能性。

 

「運転やめない」高齢男性との対話

松永さんは、事故を3回も起こしながら運転はやめないと話す81歳の男性との対話に臨みた。そこで、高齢男性は「私にも、まだ自動車の楽しみというか、それを乗りたいというのもあるが」や「免許証を返上すると、人生そのものが消極的にならざるを得ない。時の流れを待つだけの人生になるんじゃないかと」と述べている。

これに対して、松永さんや高齢男性の娘は、事故が起こってからでは取り返しがつないものであるという。このように高齢者と若者に高齢者運転に対するギャップが生まれている。


高齢者ドライバーの事故の現状

高齢者が関与した交通事故発生状況


年々事故発生率は減少している。これは、車の性能が年々上昇しているためだと考えられる。これとは反対に、高齢運転手関与事故の構成率は上昇している。その原因としては、高齢化が進んでいることと若年層の事故が減っているためだと考えられる。

動車又は原動機付自転車運転者の死亡事故件数の推移

また、第一当事者(原因をつくったドライバー)の年齢層別死亡事故件数の推移で、年齢構成の変化を回避し、年齢別の事故の起こしやすさがわかる。

この図を見てみると、65~79歳の事故の件数は64歳以下の割合とあまり変わらないように思える。80歳以上に関しては、ダントツで割合が増えてくることがわかる。80歳を超えると危険と判断していいだろう。


高齢者事故に対する反応


松永さん自身もネットで飯塚容疑者をたたくことを望んでいるわけではなく、若者と高齢者での対立が生まれてしまうことを恐れている。今回の件で、高齢者事故が減るような環境づくりが行われることが望ましいだろう。


数多くの高齢者事故が起こっている中、日本では規制するような法律は作られていない。日本政府は、これ以上被害者が増える前に対策の必要が必要である。


まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

池袋暴走事故は、高齢者事故を考えさせられるものとなった。そのため、この機会に高齢者ドライバーの免許返納の制度といった高齢者事故を減らす制度の確立が必要であると考える。


 

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