『水俣から考える漁師・緒方正人さん』公害が生んだ偏見や差別

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初めに

新型コロナウイルスの感染によって、地域での差別や偏見が行われている現状にある。そういった事例は、過去にもある。その代表例は、水俣病である。
 
そういった事例を「水俣から考える漁師・緒方正人さん」から見ていきたい。


要約

新型コロナウイルスにおける差別

新型コロナウイルスによって、感染した人達やその周りの人たちの偏見や差別が徐々に広がっている。ある男性は、「新型コロナウイルスに感染することは風やがんといっただれがなってもおかしくないものであるにも関わらず、そのことに対して差別や誹謗中傷があふれている社会にこそ不安を感じる」と述べている。
 
また、別の例だと、「広島県に住む両親が、岡山県のかかりつけ病院に行ったところ、フロントガラスに広島県の人は岡山県に来るなと書かれた紙が貼られていた」という。このように、新型コロナウイルスは人のやさしさも失わせてしまう。
 

新型コロナウイルスへの差別・偏見・感染した人やその周りに向けて・外出や県外への移動への過剰な反応

 

過去の公害病での差別

新型コロナウイルスだけでなく、過去にも病気で差別が行われた事例がある。それが、以前は感染症として見られていた熊本県の水俣病である。1950年代では大量の魚が死んだり、猫や鳥が踊りながら死んだりした。その影響は人間にも表れるようになった。そして、その原因はわかっていなかった。
 
水俣は水産資源が豊富で様々な魚が取ることができた。そのため、以前は漁業で街もにぎわっていたという。しかし、水俣病が原因で魚が売れなかったり、買いたたかれたりしたという。また、街の中でも水俣病を発症した家に対しては陰口を言われたり、家の前を口をふさいで人々が歩くようになったという。
 
この病気の原因は皆さんもご存じのチッソの水銀を含む工業廃棄物が原因とされている。そのため、魚をはじめとして魚を食べる人が発症していったとされている。
 
この水俣病がチッソの工業廃棄物であると分かった後でも、チッソは工業廃棄物の破棄をやめなかった。それに対して、患者運動が行われることになる。しかし、それは加害者でも被害者でもない人によって、保証金目当てであるという差別の目が向けられることになる。それによって、水俣の町は二つに分断されることになる。

水俣病の差別との闘い

漁村で生まれた緒方正人さんは幼いころに父を水俣病でなくしてしまっており、チッソに対して復讐の気持ちを持っていた。それに対して、チッソや国に対しての訴訟運動を行っていたが、父を亡くしたことをお金で解決してしまっていいのかという疑問を持つ。
 
緒方正人さんはこのような現状になったのはチッソだけのせいだけではなく、経済成長主義で人間をおろそかにしている社会に問題があることと気づいた。そのため、チッソの人たちに人として語り掛けることにしたという。
 
この公害の歴史は消しゴムで消すようにかき消すことのできない人間の汚点である。自然ジオパークは水銀の濃度が高い場所を埋め立てをした場所である。そのため、多くの生物を殺してきたということを忘れてはならない。
 

患者運動の目的・企業や行政にお金で問題をなかったことにする。緒方さんの活動の目的・水俣病が正当化された社会の変化。・水俣病という歴史を後世に残す。

 


新型コロナウイルスの偏見への反応


新型コロナウイルスへの偏見や差別が行われることによって、その感染者だけではなく、その家族といった周りも傷つくこととなる。新型コロナウイルスに関する正しい理解と冷静な行動が必要である。


県外ナンバーを見ただけで差別の対象になる事例もあるようです。これは過剰な 警戒であると言えます。
 


まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。
 
水俣病から病気による偏見や差別の事例を見てきました。このような事例から、病気や病気の原因ではなく、病気で差別される社会という構造自体に問題があるというように感じた。新型コロナウイルスに関しても、だれでもかかりうる可能性があるものである。そのため、お互いにウイルス感染に耐えるためにも励ましあっていきたいものである。


 

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