『うちって変ですか?』選択的夫婦別姓とは何か

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初めに

今年、国民民主党の玉木代表が国会で夫婦別姓に触れたことで、選択的夫婦別姓が一時期話題となった。現在は夫婦のどちらかの姓を名乗る必要がある。それに、別姓という選択肢を入れようというのが選択的夫婦別姓という。

このような現状を第66回NHK杯全国放送コンテストテレビドキュメント部門入選作品の「うちって変ですか?」から見ていきたいと思う。

「うちって変ですか?」
NHK長野放送局 | 第66回全国高校放送コンテスト 第56回長野県大会
NHK長野放送局 第66回全国高校放送コンテスト 第56回長野県大会

要約

女性が苗字を変えることへの違和感

多くの人は結婚についてあこがれを持っている。その一つとして、夫の苗字になるというのも挙げられるだろう。平成28年度の厚生労働省のデータによると、結婚で夫の苗字を名乗る割合は96%であり、それが普通である。民法750条によると、「夫婦は婚姻の際定めるところに従い夫または妻の苗字を称する。」と書かれている。

山田由香里さんはこれに対して、「なぜ女性だけが名前を変える必要があるのか?」という違和感を述べる。その背景としては、山田さんが職場結婚をした際に、山田さんだけが同僚に「おめでとう、名前が変わるんだね」と言われたという。それは夫には聞かれていないことだろう。そういった理由で夫婦別姓を選んだという。

日本の夫婦別姓にもライトなものとヘビーなものの2つがある。ライトなものは籍を入れて、旧姓を名乗るものであり、ヘビーなものは婚姻届けを出さずに事実婚の状態である。山田さんのケースはヘビーな方である。夫婦別姓を名乗ることができないのは日本だけである。

苗字を変えることへの違和感・女性が夫の姓にする割合が高い。・日本だけ夫婦同姓を名乗らなければならない。

 

女性の夫婦同姓へのデメリット

第1に、女性が苗字を変えることのデメリットとしては、クレジットカードや免許証、銀行口座、パスポートといった苗字を変更する手続きはたくさんある。

第2に、近年の女性の社会進出に伴い、女性の改氏による社会的な不便・不利益が生まれることが指摘されてきた。具体的には、名前が変わることによって、いままでの信用、実績、資産を積んできた名前が消えてしまうからである。

女性の夫婦同姓へのデメリット・改名による手続きの困難さ・社会的な信用の損失

 

夫婦別姓を名乗る困難さ

夫婦別姓を名乗ることは法律の整備が行われていないため、大変困難である。1つとしては、子供が夫の姓を名乗るために出産の際に籍を入れて、生まれた後に離婚するということを繰り返したという。つまり、現在、子供のために結婚して、離婚しなければならない。

一方は、夫婦別姓であるため、表札を連名にする必要があるがあるが、親族の周りの目を気にするあまり連名の表札を家の前に掲げることができない。また、夫婦別姓を名乗ることによって、結婚の話もなかったことにされたという。

夫婦別姓を名乗る困難さ・子供を産んだときの姓・親族などの周りの目

 


夫婦別姓に対する世論


法務省は平成29年に「家族の法制に関する世論調査」に関する調査を行った。その結果は、「婚姻をする以上、夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきであり、現在の法律を改める必要はない」と答えた方の割合が29.3%、「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望している場合には、夫婦がそれぞれ婚姻前の名字(姓)を名乗ることができるように法律を改めてもかまわない」と答えた方の割合が42.5%、「夫婦が婚姻前の名字(姓)を名乗ることを希望していても,夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきだが、婚姻によって名字(姓)を改めた人が婚姻前の名字(姓)を通称としてどこでも使えるように法律を改めることについては、かまわない」と答えた方の割合が24.4%となっている。

家族の法制に関する世論調査・夫婦同姓にするべき(29.3%)・選択的夫婦別姓にすべき(42.5%)・夫婦同姓だが旧姓を使えるようすすべき(24.4%)

 

選択的夫婦別姓について
法務省:選択的夫婦別氏制度(いわゆる選択的夫婦別姓制度)について
法務省のホームページです。

選択的夫婦別姓への反応

夫婦同姓にすべき理由


選択的夫婦別姓にすることによって、夫婦であるならば姓が同じであるという常識が通用しなくなる。それによって、 身分証明書を出すことによって夫婦であることが証明できなるという。夫婦証明の際に必要となってくる住民票や戸籍謄本によって経済的損失が生まれるのではないかと述べている。

選択的夫婦別姓にすべき理由


結婚の際に夫婦同姓になることへ不安を感じる女性も一定数いるようだ。


まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

女性の社会進出に伴って、選択的夫婦別姓も視野に入れていく必要性があるかもしれない。しかし、夫婦同姓の人がいまよりも生きにくい社会になることは阻止しなければならない。


 

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