【美術館女子のウェブサイト終了】現代に残る女性差別の温床

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初めに

読売新聞による美術館女子のウェブサイト終了が終了したという。その背景にはどのような声があったのか。
 
美術女子が何かということと非難の対象を調べた。


美術館女子のウェブサイト閉鎖

美術館女子とは

読売新聞によると美術館女子とは「いつも当たり前のようにそこにあるから、つい見落としてしまう価値がある。地球の美術館もきっとその1つだろう。この春の世界的危機で芸術が手に届く身近にある環境が、いかに幸せかを実感した人は少なくないはずだ。全国約150の公立美術館で作る「美術館連絡協議会」と読売オンラインは新たなプロジェクトをスタートする。読売新聞でAKB48 チーム8のメンバーが各地の美術館を音連れ、写真を通じて、アートの力を発信していく」としている。
 
つまり、AKB48のチーム8のメンバーが各地の美術館を訪れて、今行くことができない美術館の姿を背景にアイドルの女性を撮影しているというのが、この企画の本質である。

美術館女子の批判点

美術館女子の批判点は今回2つある。
 
1つ目は、美術館女子という名前にある。「〇〇女子」というのは男性のほうがマジョリティーであり、〇〇する女性は珍しいというマイノリティーであるかのようにとらえることができる。つまり、「〇〇女子」という言葉に含まれるジェンダーバランスへの意識の欠如が問題とされた。
 
2つ目は、AKBメンバーの女性たちが無知の象徴のようにとられていたことである。紙面に書かれていた言葉をいくつか挙げると、「そんなに美術館に遊びに行ったこともなければ、絵画に詳しいわけでもない」、「知識がないとか、そんなことは全然、関係なし。(中略)感動。それが全てだった」や「若い女性は『インスタ映え』に夢中だ」といったように、美術館への無知さや作品には全く興味を示さずインスタ映えに固執する姿が取られていた。
 

美術館のジェンダーバランス

美術手帳によると、「職員について全国美術館55館における館長、学芸員、総務課職員の男女比を分析したところ、学芸員は女性の比率が74%とかなり多いのに対して、館長職では男性比率が84%と比率が逆転している」と述べられている。
 
また、作品に関しても美術手帳は「男性作家による作品が78%から88%を占めていることが判明した」という調査が行われている。
 
このように、館長や作品の割合が男性のほうに偏っているというような現状にある。このような現状も今回の美術館女子のような女性は無知であるという偏見を生んでしまった理由でもあると考えられる。
 


美術館女子への反応


美術館が好きな女性が今回のような美術館女子の言葉を見ると、批判したくなる気持ちもわかる。趣味に対して、あなたは「無知」ですと言われているようなものである。
 


「美術館女子」という言葉に違和感を感じるかというアンケートをした際、男性のほうが女性より違和感を感じないと答えた人が多かった。実をいう著者の私もその言葉自体には違和感は感じない。ニュースになっているということで多少の固定概念が生まれてしまったのではないかと思う。


まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。
 
美術館女子というのはまだ残る女性への偏見を表した記事であると思う。しかし、部分的に行き過ぎた発言をしているものも見受けられた。女性の権利は必要であるが、女性ばかりの主張をいう社会は男女の対立を生むだけの結果となってしまう。


 

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