『証言と映像でつづる原爆投下・全記録』原爆の悲惨さと現在の核兵器の撤廃

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初めに

長崎・広島に原爆が投下されて75年が経過する。現在においても、原子爆弾をはじめとする核兵器の廃絶には至っていない。

 

このような背景から、『証言と映像でつづる原爆投下・全記録』での原爆の開発者の考えを見ていきたいと思う。


要約

原爆投下から75年目の動き

75年前に初めて核兵器が落とされ、広島、長崎ではその年だけで21万人の命が失われた。その苦しみは今も続いている。

 

原爆が投下され75年経つ今年、アメリカ陸軍のトーマス・ファレルの原爆投下の裏側が綴られた手記が公開された。この手記は原爆関連の一級の史料であり、原爆を生み出し、日本に投下されるまでの過程が書かれている。

 

ファレルの原爆への気持ちの変化

1945年7月16日のニューメキシコ州の原爆実験時のファレルの手記では、「人里離れた砂漠で行われた実験は驚くべき成功でった。原子爆弾による攻撃に耐えられる国などない。この兵器を早急に実践に配備すべきである。」と書かれている。

 

1945年7月25日にトルーマン大統領によって原爆投下作戦指令所が出され、7月26日にポツダム宣言が出された。日本はポツダム宣言に返答しなかったことによって、広島・長崎に原爆が投下されることとなった。これにより、日本は無条件降伏することとなった。

 

ファレルたちは被害の実態を調査するために広島・長崎を訪れた。そこでの手記は「なんという惨状だろう。恐ろしく圧倒される破壊で、人口およそ40万の都市が実質的な壊滅状態だった。患者は汚い包帯を巻かれたまま窓のない建物の床に横になっていた。医療用品がないため、わずかな治療しか行われていなかった」と当時の悲惨さが述べられている。

 

この手記は、「原子爆弾をコントロールできなければ、世界の大都市とそこに住む人は徹底的な破壊と突減の死に直面する。」という言葉で絞められている。


核兵器の現状

世界の核兵器保有数

2019年のデータによると、核兵器の保有数はロシアが6500発、アメリカが6185発所有しており、世界の核兵器の90%以上をロシア・アメリカが保有していることになる。世界全体では13,865発の核兵器が世界に存在している。

核兵器は冷戦時がピークで約70,000の核兵器が存在しており、着実に減少している状態にある。

 

核兵器の保有を公表しているのは,2019年末時点で8か国(中国,フランス,ロシア,英国,米国,インド,パキスタン,北朝鮮)である。

 

核兵器保有数の推移
1. 核保有国 核兵器の保有を公表しているのは,2019年末時点で8か国(中国,フランス,ロシア,英国,米国,

核兵器禁止条約

核兵器禁止条約は、2017年に核兵器を国際人道法の幻想区に反する兵器として開発から使用まで全面的に禁止するものとして、国連で採択された。

 

2020年8月9日の「広島原爆の日」に新たに1か国が核兵器禁止条約を批准したことによって、条約の発効に必要な批准国は6か国となった。今回、新たに批准したのはカリブ海の島国であるセントクリストファー・ネイビスである。セントクリストファー・ネイビスが批准したことによって、44か国が批准したことになる。

 

核兵器禁止条約 新たに1か国批准 発効まであと6か国 | NHKニュース
【NHK】「長崎原爆の日」の9日に合わせて、新たに1か国が核兵器禁止条約を批准し、これで条約の発効に必要な批准国はあと6か国となり…

長崎原爆投下の日75回目への反応


まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

75回目の長崎原爆の日で核兵器禁止条約の批准に一歩近づいたことによって、核兵器のない世界へも近づいたことになる。被ばくことである日本に生まれたからこそ核兵器の被害をこれ以上増やしてはならないと思う。


 

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