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初めに
2019年12月にはソフトバンクで5Gの商用サービスが開始され、2020年3月にはドコモとauのサービスが開始された。
そこで5Gの特性とその危険性についてふれていきたいと思う。
5Gとは
5Gの概要
5Gとは、1G、2G、3G、4Gに続く第5世代移動通信システム(5th Generation)のことである。そして、5Gの環境では、高速大容量、低遅延、多数同時接続の3つを定義している。
高速大容量では、高い周波数帯を用いる必要がある。高い周波数を用いることによって、電波は届きにくくなるという欠点があるため、数十メートル単位で電波を発信する必要性が出てくる。また、高い周波を用いることで高消費電力の消費につながる。ドコモの5G通信では最大で3.4Gbps(1秒間に3.4ギガバイト)の通信を行うことが可能である。
低遅延は、端末に近い場所に計算資源を置き処理する事で、センターのサーバーへ伝送するデータ量を低減する効果も見込まれている。
多数同時接続では、これまでが自宅でPCやスマートフォンなど少ない接続のみが可能だったが、5Gの導入により100個程度の危機やセンサーがインターネットに接続することを可能とする。
5Gが可能にすること
5Gにより同時に様々な機器をインターネットに接続することによって、IoT(Internet of Things)が可能となる。IoT機器が増えることによって、日常で使う機器がインターネットにつながることになり、より生活を快適に送ることができるようになる。
現在、5Gの使用方法は様々ある。豊岡市では、コウノトリに害虫を食べてもらうことにより、農薬を使わない農業がおこなわれている。そして、5G回線を利用した推移センサーを設置することによって水管理を省力化することを可能にしている。

インフラでも5Gは利用されており、橋やトンネルの老朽化を調べるためにもつかわれている。複数の加速度センサー(IoT機器)を設置し、計測した振動データを5G回線で収集・監視し、遠隔地でも橋の異常を検知する実証実験が行われています。

モバイル通信ネットワークの歴史
1980年からモバイル通信ネットワークは10年ごとに進化している。1980年には1Gにより、電話が可能となった。1990年代には28.8kbps(1秒間に28.8キロバイト)の通信が可能となり、電話、メール、インターネットの接続を可能とした。2000年、3Gでは、約3.6~14Mbpsの通信を可能とし、電話、メール、インターネット、ゲーム、動画の視聴、音楽を流すことが可能となった。2010年には、現在主流である4Gでは高解像度の動画も視聴可能となった。2020年から5Gの使用が始まっている。
5Gの危険性
5Gの健康的被害
5Gには便利な側面があるが、デメリットも数多く存在している。現に、ベルギーやイタリア、スイス、アメリカの一部の州では健康的懸念から5Gの使用を拒否・停止した国もある。
健康被害としては、肌の影響がある。60Hzのパルスマイクロ波は、送信電力の90%が、皮膚の表面および真皮膚に吸収される。そのため、にやけと似た損傷がである場合があるという。また、目への影響もあり、1994年の研究でパルスマイクロ波はラットの水晶体に混濁を引き起こした。これにより白内障の発生を引き起こす可能性も明らかになっている。ほかにも、心臓、免疫、がんへの影響の可能性もある。
5Gの技術的被害
5Gによって生活機器がインターネットにつながれることによって、便利になる反面、災害や故障によってそれらの危機が作動しないことによって、人間に害ができることも想像することができる。
また、IoTに接続されていることを過信して、すべて児童がしていると、機械が故障していた場合、事故を招く可能性も秘めている。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
5Gによって、様々な機器がインターネットに接続されることになる。そうすることによって、人々の生活はより快適になるだろう。しかし、健康的被害や技術の過信による被害なども考えられる。5Gが万能ではないことだけは念頭に置いておく必要がありそうである。